2024.04.26

車の豆知識

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自動車保険「特約について」

自動車保険 特約について

自動車保険には基本的な補償と、保険内容を手厚くするための「特約」があります。
「普通に保険さえ入っておけば大丈夫。」と思っている人も多いと思います。
また、どんな特約があり、どれが良いのかわからない人も少なくはないでしょう。
そこで、代表的な特約をいくつかご説明します。

今後、更新するときや購入するときの参考にしていただければと思います。

 

自動車保険には、すべての自動車に加入義務がある【自賠責保険】と自賠責保険だけでは補えない損害に備え【任意保険】があります。
簡単に説明すると【自賠責保険】は、事故を起こした際に相手の人に対して使用できる保険です。

【任意保険】は、相手の人や同乗者、自分の車に対しての保険です。
ただし、ご加入している保険会社によってどのような補償になっているかは確認が必要です。

 

 

一般的によくつけられている特約とは?

これからご説明する特約は、さらに任意保険の内容を手厚くするためのオプションです。
特約は、保険会社ごとにいろいろな種類があり、保険会社によって取り扱っている内容が違うこともあります。補償内容の詳細も各保険会社で異なるのでご注意を!

弁護士特約

弁護士特約は、自動車事故で被害を受け、損害賠償請求を弁護士に委任する際の弁護士費用や、相談料、書類作成費などが補償される特約です。
相手の過失100%のもらい事故や、事故の相手が無保険だったときなどは、保険会社が事故の示談交渉が出来ないため、直接相手と交渉しなければなりません。
そういったときに、弁護士特約があると、費用負担を気にせず委任することが出来ます。
自動車事故のみ対象になる場合や、自動車事故以外の日常の事故も対象となる場合があり、
補償内容は様々です。

ファミリーバイク特約

ファミリーバイク特約は、125cc以下のバイクで事故を起こしたときに対象となる保険で、対人対物事故が補償される【人身傷害型】と、対人対物事故、自損事故は補償されるが、相手に過失がある事故は補償されない【自損傷害型】があります。
1つの特約で台数の制限はなくバイクの事故が補償されます。さらには、記名被保険者だけでなく、その配偶者や同居の親族、別居の子供までが対象となります。契約者や家族のものではない借りたバイクであっても事故の際は補償されるので、バイク保険と比べると補償範囲は広くないですが、保険料があまり高くないので、加入するメリットはあります。

他社運転特約

他社運転特約は、他人の車を運転中に起こした事故を補償する保険です。
対人対物賠償、他人の車の損害が補償されます。あくまでも他人の車を運転中に起こした事故なので、配偶者や同居の親族は、他社運転特約では補償されません。

対物超過特約

対物超過特約は、事故で相手の車に損害を与えた場合に、車の時価額と修理額の差額を補償する特約です。

相手の車の損害は対物保険で保険金がおりますが、無制限ではなく上限が決まっており、相手の車の時価額しか出ません。修理費用が時価額を超えてしまった場合、それをよしとする人は少ないと思います。時価額と修理費用の差額が補償されれば、納得されるのでは?

新車特約

新車特約とは、事故で車が全損や、修理費用が新車購入時価格の50%以上となった場合に、新車購入費用を補償する特約です。

事故で車が全損した場合は、車両保険でも保険金が支払われますが、上限は車の時価額となるため、買い替えの費用まで賄えるとは限りません。新車特約を付けておくことで、新車購入時の価格が補償されるので、車のローンが残っていても同じクラスの車が購入できます。
ただし、修理費用が新車購入時価格の50%を超えた場合でも、エンジンやフレームなどの車の構造に影響がなく、内装が壊れただけでは適用されないようです。

基本的に自動車保険は補償を手厚くすることにより、保険料が高くなります。あれもこれも必要に思われますが、内容をよく理解した上で、ご自身のライフスタイルにあった補償内容にしましょう。

 

 

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