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カーライフアドバイザーの田中です。
最近の車には、ほとんどついているアイドリングストップ。
アイドリングストップの機能を把握している人は少ないのでは?
アイドリングストップとは、車を完全に停止した際に、エンジンが自動でストップする機能です。
アイドリングストップでエンジンを停止した車は、ブレーキを緩める、ハンドルを操作するなどの動作でエンジンが再始動します。
アイドリングストップのメリットは、何があるのでしょうか?
一番のメリットとしては、燃費が良くなり燃費の節約につながります。
エンジン停止中は燃料を消費しないからです。
環境省のホームページを確認すると「1日5分間のアイドリングストップを行うことで、年間約1,900円の節約が可能」とされていました。次に、排出ガスが抑えられることです。
アイドリング10分間あたり、二酸化炭素排出量は90㎏とされています。
東京都内で登録されているすべての自動車が、毎日アイドリングストップを10分間行うことにより、年間で約13万tの二酸化炭素排出量を抑えることができるそうです。
あまり、ピンとこないですが、人間に例えると、約5万人分に相当する量だそうです。
※環境省【地球温暖化対策のための税導入】【アイドリングストップ】参照
また、エンジンが停止することにより騒音が抑えられます。
住宅街では、車の騒音に悩んでいる人が多いため、騒音が抑えられるは、メリットと言えます。
メリットばかりではなく、デメリットもあるはず!!!
上記でも説明したように、エンジン停止中は燃料を消費しないので、節約になりますが、エンジンの再始動する消費燃料を考えると、停止時間が短いと逆に燃費が悪くなります。
また、アイドリングストップはエンジンの始動回数が多くなるので、バッテリーやゴム製のブッシュ、タイミングベルト等の部品の消耗が、激しくなります。
なお、アイドリングストップ対応のバッテリーは、通常のバッテリーより価格が高くなります。
それを考えると、全体にかかる費用から考える必要があるでしょう。
あとは夏になると気付く、アイドリングストップ時は、エアコンが停止します。
いつもこれを忘れてしまい、エンジン停止中、何度も暑い思いをしました。
ただ、車種やメーカーによって設定されていることもありますので、一概には言えませんが・・・
最後に、もう一つ、一番私がネックに思っていることですが、アイドリングストップは発進時にタイムラグが起きる為、アクセルを踏んでも一時的に反応しないという違和感がストレスになります。
このように、アイドリングストップのメリット、デメリットをしっかり理解して状況に応じて使ってみてはいかがですか?
余談ではありますが、アイドリングストップでバッテリーの寿命が短くなる?と噂されていますが、これは、本当です。アイドリングストップの回数が格段に多くなるので、エンジンのオン・オフを繰り返すとバッテリーの寿命が短くなります。なので、アイドリングストップ対応のバッテリーを使う必要があります。