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車線変更や、車の後ろ辺りを確認するサイドミラーとして、採用されたドアミラー。
1980年以前の車は「フェンダーミラー」が採用されていました。
当時の米国車や欧州車では、デザイン性に優れたドアミラーが採用されていましたが、日本では、ドアミラー規制が撤廃されるまで法的に採用できなかったとか。
フェンダーミラーのメリットとして、視認性に優れ、安全とされていました。
また、ドライバーから離れた位置にあるフェンダーミラーは、ドライバーの目線移動が少なく済むので目が疲れにくく、後方視野が広く四角がない、さらにドアミラーより車幅を抑えられるというメリットを重視していました。
とはいえ、すでにドアミラーが一般化していた車を日本へ輸出したい欧米メーカーの不満と日本でもデザイン性にかけるフェンダーミラーでは国際競争力が低下するとの意見があり、1983年3月にドアミラー規制は撤廃されました。
・進化するドアミラー
ドアミラーの最大のメリットは、デザイン性と対人事故の安全性が高いこと。
このドアミラーを日本で最初に採用したのは、1983年に発売した日産パルサーエクサだそうです。以降、ドアミラーが急速に普及し、一気に置き換わることとなりました。
ただ、タクシーなど一部の車には、フェンダーミラーのメリットを優先して、今現在でもそのまま採用しています。
1984年には、電動で格納できる電動格納式ドアミラーが登場し、日産の5代目ローレルで初めて採用されると、瞬く間に世界中に普及しました。
さらに1998年には、メルセデスベンツSクラスが、世界で初めてウィンカードアミラーを採用。
ウィンカーミラーは方向指示の視認性が高まるほか、見た目がスマートで高級感が増すという効果があります。
国産車では、2001年に発売した日産の4代目シーマが採用され、以降普及が進み、今では軽自動車にも採用されています。
・デジタルサイドミラーの普及は?
最初にデジタルサイドミラーを採用したのは、レクサスの7代目ES。その後、Audiの電気自動車「e-tron」などに採用。
デジタルサイドミラーは、バックモニターやデジタルルームミラーと同じ。
広角カメラで撮影し、室内のモニターに映し出します。大きなドアミラーを小さいカメラにすることにより様々なメリットがあります。
・ドアミラーより、視野範囲が2倍程度拡大、画像が明るいので夜の視認性が向上
・カメラユニットがコンパクトになるので、死角と風切り音が少ない。
・モニターが室内になるので、左右の目線の移動が少ない。
・水滴が付着しにくく、ヒーターが装備されているので気候変動に強い。
・高速走行や、左折右折時、後退時など運転条件に連動して視野範囲やズーム機能など
自動制御が可能。
メリットがあればデメリットもあります。
・現行のドアミラーの10倍の価格。
・詳細が鮮明に映るので、通常のミラーより、距離・スピード感が分かりづらい。
・モニターを設置する場所の確保が必要。
基本的にはとても優れた機能を持つデジタルサイドミラーですが、コスト面を考えるとまだまだ普及までには時間がかかるかもしれません。
運転支援や自動運転の開発によって、カメラやレーダーなど技術が急速に進化し、車の形態が変わっていく中、この先さらなる技術の進化でどのように変わっていくのか楽しみですね。